税制改正とは、税金に関する制度を見直しすることです。この見直しは毎年行われています。毎年12月になると「税制改正大綱」が与党から発表されます。税制改正大綱とは、法案の原案となる重要なもので、税制調査会を中心に、翌年以降の改正案をまとめたものです。これには法案の具体的な内容が記されており、大綱を見ればおおよその税制改正の内容を把握できます。その後、3月下旬までに税制改正法案は国会で可決・成立されてから公布されます。可決された税制改正関連法は、4月1日から施行されることが原則です。一部の法律は経過措置によって、施行時期が4月1日以外のものもあります。税理士は毎年この改正内容を把握し、改正内容を踏まえて納税者の適切な納税のサポートを行います。